認知症800万人時代といわれて


メディアで「認知症」の特集が組まれているのを新聞のテレビ欄で見ます。


「認知症とはなんなのか」

さまざまな原因で脳の細胞が死ぬ。また働きが悪くなることによって、記憶・判断力の障害などが起こり、

意識障害はないものの社会生活や対人関係に支障が出ている状態(およそ6か月以上継続)をいいます。

政府広報オンライン暮らしのお役立ち情報より)


65歳以上の高齢者では、7人に1人程度が認知症といわれています。またMCI(軽度認知障害)も含めると4人に1人にのぼるとのことです。


代表的な認知症の疾患は、

「アルツハイマー型認知症」

「脳血管性認知症」

「レビー小体型認知症」

「前頭側頭型認知症」



認知症には、「中核症状」「BPSD(行動心理症状)」があります。


中核症状とは、脳の神経細胞が死んでいくことによって直接発生する次のような症状で、周囲で起こっている現実を正しく認識できなくなります。


中核症状

(1)記憶障害

新しいことを記憶できず、ついさっき聞いたことさえ思い出せなくなります。さらに、病気が進行すれば、以前覚えていたはずの記憶も失われていきます。


(2)見当識障害

まず時間や季節感の感覚が薄れ、その後に迷子になった遠くに歩いて行こうとしたりするようになります。さらに病気が進行すると、自分の年齢や家族などの生死に関する記憶がなくなります。

※見当識…現在の年月や時刻、自分がどこにいるかなど基本的な状況を把握すること


(3)理解・判断力の障害

思考スピードが低下して、二つ以上のことが重なると話している相手が誰かわからなくなるなど考え分けることができなくなるほか、些細な変化やいつもと違うできごとで混乱を来す、などの症状が起こりやすくなります。例えば、倹約を心がけながら、必要のない高額商品を購入したり、自動販売機や駅の自動改札・銀行ATMなどの前でまごついたりしてしまうようになります。


(4)実行機能障害

買い物で同じものを購入してしまう、料理を並行して進められないなど、自分で計画を立てられない・予想外の変化にも柔軟に対応できないなど、物事をスムーズに進められなくなります。


(5)感情表現の変化

その場の状況がうまく認識できなくなるため、周りの人が予測しない、思いがけない感情の反応を示すようになります。


行動・心理症状

本人がもともともっている性格や環境、人間関係など様々な要因が絡み合って起こる、うつ状態や妄想といった心理面・行動面の症状。


(症状例)


能力の低下を自覚して)元気がなくなり引っ込み思案に
(今まで出来たことが上手く出来なくなって)自信を失い、すべてが面倒に
(自分のしまい忘れから)他人へのもの盗られ妄想
(嫁が家の財産を狙っているといった)オーバーな訴え・行動がちぐはぐになって徘徊

(能力の低下を自覚して)元気がなくなり引っ込み思案に

(今まで出来たことが上手く出来なくなって)自信を失い、すべてが面倒に

(自分のしまい忘れから)他人へのもの盗られ妄想

(嫁が家の財産を狙っているといった)オーバーな訴え・行動がちぐはぐになって徘徊


以上、政府広報オンライン(http://www.gov-online.go.jp/useful/article/201308/1.html)の生活お役立ち情報から引用させていただきました。



では、家族や身近な人が認知症と診断された場合、どう対応すればいいのか?

認知症ケアの代表的なものに

パーソン・センタード・ケアという考え方があります。

(個別性・精神的独自性を中心としたケア。)


簡単にいうと、「パーソンフッド(その人らしさ)を大切にする」

ということです。


私たちは、”あたりまえを提供する”と謳っております。


まずは”その人らしさ”を把握します。

福祉サービスを利用されていらっしゃる方は、ご存じだと思いますが、

利用前に、たくさん質問されますよね。


それは、サービスをご利用される方の”あたりまえ”を把握するためであります。

「そんなことが関係あるのか?」と思われる質問もあるかと存じますが、すべては、最良のケアをさせていただくためであります。


もし質問の過程で、不明点があればその根拠を聞いてみてください。

スッキリするはずです。


利用者の方が、いままでどおり、”あたりまえ”に生活できるように接します。症状を踏まえて、普通に接しています。

同じことを聞かれたら、何度も答えます。わからないと言われれば、何度でも説明します。



認知症の人は

「もう何もわからなくなっているんだから、もう適当でいいよ、相手しなくていいよ。そんなの把握しても意味ないでしょう。」


そんな声も聞かれるでしょう。


何度も同じことを聞かれたり、徘徊されたりして介護をされる家族の方は、肉体的・精神的に大変な負担がかかると存じます。


そのために、わたくしたちがいます。


両親であったり、祖父母であったりすると、お互いに介護への抵抗があったりします。


両親の衰える姿をみたくない。子どもに衰えた姿を見せたくない。子どもや孫に迷惑をかけたくない。


よく利用者様から聞かれます。感情は最後まで残ります。

想いは届いているのを感じます。


疲れたら、ひとりで抱え込まずに、お近くの行政機関や民間の福祉事業所へお気軽にお越しください。



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